S様邸は基礎工事もほぼ終わり11月8日の棟上げの準備に入っております。今回はゼロエネ住宅(ZEH)の補助金対象となりました、提出用の写真が必要との事で予てより欲しかった黒板を用意ぼちぼち使っております。建築知識を読んでいると写真3の様に基礎の縦筋にフックをつけると、鉄筋とコンクリートの付着力が増し基礎が丈夫になるとの事、良いことはさっそく取り入れてみました。少し専門的になりますが、鉄筋の径でフックの曲げ幅が変わります。基礎幅やコンクリートのかぶり厚を考えるとD13の鉄筋を使用する場合は基礎幅D10より厚くなります。木造の場合は基礎の立ち上がりが耐震状重要との事で、基礎幅をを厚くするのは今後推奨して行こうかと思っております。対して一般的な土間のシングル配筋は耐震にはそれほど有効なものでは無く、防湿用の無筋コンクリートでも問題無いらしい・・・無筋でクラックが入った場合は防湿と言えるのかとの疑問は抱きますが、そろそろ基礎も基本仕様を定めたいところです。コストも絡んできますが、住宅の土台となる部分ですのでもう少し悩んでみたいと思っております。内心は躯体の柱直下率や壁直下率を高く、バランスを考え過度に思い屋根を避けて、地盤の良いところに建てれば耐震性はかなり高い建物になると思っております。
先日久しぶりに熊本を通りました、大地震からお客様の生活を守れる設計力の重要性を改めて感じております。家族の健康と幸せが何よりです。
住宅事業部 馬原